草創期

記憶の整理のための独り言。その掃き溜め。

駅という場所

東京駅に限らず、駅というのはこういう場所であると思う。
同じ場所にいるにも関わらず、皆それぞれに意識は違う場所に向いている。

そんな、ある意味とっても空虚な場所なのかもしれない。

ホームレスが駅に多いのはこういう不思議な場所だからじゃないかと思う。

どんなに毎日利用している駅でも、駅はその人にとって私的な空間になることはない。(公共の場だからあたりまえなのだけれど)

だから、人は駅にホームレスが居つくことに何の関心も示さない。
東京なんかは特にそうで、道行く人がホームレスに目を向けることは全くない。ホームレスは風景となっている。

一方、家の近所の公園、広場にホームレスがいれば顔をしかめる人はいるだろう。(決して私がホームレスを否定しているわけではない)

駅、というのは人々の生活圏にありながら、人々の意識の中にはない場所なのかと、そんなことを考えた。